第2段階では、想定される質問と回答を洗い出します。第1段階で設定したターゲットが、どのような質問を抱くのか、それに対してどのような回答をすれば分かりやすいかを明確にします。
質問と回答を過不足なく想定するには、ターゲットの属性・性別・年齢から「こういう質問をするはず」という仮説を立てることが重要です。これにより、より正確なシナリオを作り上げることが可能となります。
また、回答を考える上では、会話形式を意識することも大切です。自社であらかじめ用意しているFAQの長い文章を単に流用しただけでは、ユーザーは読みにくさを感じてしまいます。チャットボットの運用に関する調査では、質問への回答は短く簡潔である方が、ユーザーの離脱率が低いことが明らかになっています。質問への回答は会話形式で短く簡潔にすることを念頭に置きましょう。