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【図解付き】チャットボットの仕組み|種類ごとの違いを解説

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イメージ画像 チャットボット 仕組み
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チャットボットの導入を検討している方のなかには、「チャットボットはどのように動いている?」「タイプごとに仕組みに違いはある?」「仕組みによって活用方法は変わる?」といった疑問を持つ方も少なくないでしょう。チャットボットを効果的に導入・運用するためには、基本的な仕組みを理解し、自社の目的や体制に合っているかを見極めることが欠かせません。

今回は、チャットボットの基本的な仕組みや種類ごとの違い、活用例などをわかりやすく紹介します。

この記事でわかること

  • チャットボットの基本的な仕組み
  • ルールベース型チャットボットの仕組み
  • AI搭載型チャットボットの仕組み

目次

チャットボットの会話の仕組み

イメージ画像 チャットボットの会話の仕組み

チャットボットの会話は、「アプリケーション」「ボット」「API」といった複数の要素が連携して動く仕組みになっています。それぞれの役割は以下のとおりです。

構成要素 役割
アプリケーション ユーザーが質問を入力する画面やシステム(Webサイト、チャットツールなど)
ボット 運営側が利用する、質問内容を分析し、回答を判断・生成するシステム(チャットボットの中核)
API アプリケーションとボットの間でデータをやり取りするための連携機能

ユーザーがWebサイトやチャットツールなどの画面から質問を送信すると、その内容はAPIを通じてチャットボット本体に送られます。ボットは質問内容を解析し、FAQデータや業務システムなどを参照しながら、最適な回答を判断します。生成された回答は再びAPIを介してアプリケーションに返され、ユーザーの画面に表示される仕組みです。

この一連の処理は瞬時に行われるため、ユーザーは人とリアルタイムで会話しているかのような体験を得られます。

【タイプ別】チャットボットの仕組みの違い

チャットボットは大きく分けて、以下の2種類があります。

  • ルールベース型(シナリオ型)チャットボット
  • AI搭載型チャットボット

両者はユーザーの質問への回答を導き出すプロセスが異なります。それぞれの仕組みについて、詳しく解説します。

ルールベース型(シナリオ型)チャットボットの仕組み

イメージ画像 ルールベース型(シナリオ型)チャットボットの仕組み

ルールベース型(シナリオ型)チャットボットは、あらかじめ設定されたシナリオやルールに沿って会話を進めるタイプのチャットボットです。 想定された質問に対しては、安定した正確な回答ができる点が特徴です。

一方で、シナリオ外の質問や想定していない表現への対応は苦手な傾向があります。ここでは、ルールベース型チャットボットの代表的な仕組みを3つに分けて解説します。

  • 質問から重要なキーワードを分析する
  • シナリオに沿って会話の流れを選択する
  • データベースから適した回答を選ぶ

質問から重要なキーワードを分析する

ルールベース型チャットボットは、ユーザーから質問が送られてくると、まず質問文に含まれる単語や表現を解析し、重要なキーワードを特定します。このときに参照されるのが、あらかじめ運用者が設定した辞書やルールです。

例えば、「営業時間は何時までですか?」という質問の場合、「営業時間」「何時まで」といったキーワードが抽出され、それに対応するルールやシナリオが選択されます。

ルールベース型では、質問の意図を推測するのではなく、「含まれているキーワード」に基づいて処理を分岐させるのが基本です。そのため、想定される質問や言い回しをあらかじめ整理し、適切なキーワードを設定しておくことが重要になります。

シナリオに沿って会話の流れを選択する

キーワード分析によって質問内容が判別されると、チャットボットは事前に設定されたシナリオに沿って、次に表示する案内や質問を選択します

シナリオとは、「特定の条件を満たした場合に、どの順序でどの情報を提示するか」を段階的に定義した会話設計のことです。 ユーザーの入力に応じて分岐をたどりながら応答が進むため、シナリオ設計の精度が応答品質に直結します。

データベースから適した回答を選ぶ

シナリオによって表示すべき内容が決まると、チャットボットはFAQや案内文、選択肢など、あらかじめ登録されたデータベースの中から該当する回答を選択し、ユーザーに提示します

新しい文章を自動生成することはできませんが、回答内容を事前に管理できるため、誤案内を防ぎやすく、常に一定の品質で対応できる点が強みです。

AI搭載型チャットボットの仕組み

AI搭載型チャットボットは、自然言語処理(NLP)や機械学習(ML)などの人工知能技術を活用し、ユーザーの質問の意図を自律的に理解しながら柔軟に回答するタイプです。主に以下の技術が活用されています。

技術 概要
自然言語処理(NLP) 人間の言葉をコンピューターが理解・解析する技術
機械学習(ML) データからルールやパターンを自動で学習する技術
ディープラーニング 機械学習をさらに進化させ、より複雑な特徴を深層的に学習する技術

AI搭載型チャットボットは、さらに「機械学習型」と「生成AI型」に分けられます。それぞれの仕組みを見ていきましょう。

機械学習型チャットボットの仕組み

イメージ画像 機械学習型チャットボットの仕組み

機械学習型チャットボットは、過去の会話履歴やFAQデータをもとに、質問と回答の関連性をAIに学習させるタイプです

学習を通じて、類義語や表現の揺らぎにも対応できるようになるため、事前に登録された文章と完全に一致しない質問であっても、内容が近いものを判定し、適切な回答を提示できます。

ただし、精度の高い応答を実現するためには、運用開始前に十分な初期学習データを用意する必要があります。また、運用中も継続的な学習データの追加や調整が欠かせません。

生成AI型チャットボットの仕組み

イメージ画像 生成AI型チャットボットの仕組み

生成AI型チャットボットは、大規模言語モデル(LLM)を活用し、質問内容や文脈に応じた回答文をその場で生成するタイプです。あらかじめ設定したマニュアルやFAQ、自社Webサイトなどの情報を参照しながら、質問内容や文脈に応じた自然な文章を作成できる点が特徴です。

一方で、参照情報が不足していたり、内容が古かったりすると、事実と異なる回答(ハルシネーション)が発生する可能性があります。そのため、参照データの整備や定期的な内容確認といった運用管理が重要です。

仕組みの違いから見るチャットボット活用例

チャットボットの導入効果を高めるためには、仕組みの違いを理解したうえで、利用目的に合ったタイプを選ぶことが大切です。

ここでは、ルールベース型とAI搭載型、それぞれの代表的な活用例を紹介します。

シナリオ制御に基づく「ルールベース型」の活用例

ルールベース型チャットボットは、あらかじめ設定したルールやシナリオに沿って応答します。そのため、対応内容がある程度決まっており、決まったパターンのやり取りを自動化したい場面で効果を発揮します。例えば、以下のような場面が想定できるでしょう。

  • よくある質問への対応、問い合わせの一次受付
  • 資料請求やイベント申し込みの受付
  • ECサイトにおける商品仕様や配送方法の説明
  • アンケート形式での顧客情報の収集 など

また、上記以外での活用も可能で、社内向けとして、勤怠や経費精算などの手続きに関する問い合わせへの情報提供に利用されるケースもあります。AI型と比べて仕組みがシンプルなため、導入や運用のハードルが低く、コストを抑えながらチャットボットを活用したい場合にもおすすめです。

弊社が提供する「TETORI(テトリ)」は、ルールベース型のチャットボットです。一度シナリオの設定を行えば、都度手動で対応するような手間はかかりません。

パーソナライズ機能を有しており、「はじめてのお客様」と「リピートのお客様」をチャットで分けるなど、さまざまな設定が可能です。

また、「どの設問に回答してコンバージョンをしたか」などの効果測定ができるため、リアルなユーザーのニーズをもとにPDCAを回すことができます。 無償でオンラインレクチャーやサンプル作成などを行っており、サポートも充実しています。これからチャットボットの導入を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

TETORI

行動や関心を分析し、最適な”会話(チャットボット)”で自然に誘導、低コストでCV率の向上を実現します。

自律的なデータ解析を行う「AI搭載型」の活用例

AI搭載型チャットボットは、ユーザーが自由に入力した文章を解析し、文脈や意図を踏まえて柔軟に回答できる点が特徴です。そのため、問い合わせ内容をあらかじめ細かく想定しきれない場合や、表現のばらつきが大きい問い合わせ対応に向いています。例えば、以下のような活用例があります。

  • 複数の条件を含む商品・サービスの相談対応
  • ユーザーの状況に応じた案内内容の出し分け
  • トラブル内容を文章で説明してもらう際のサポート対応
  • ユーザーとの関係性を深めるコミュニケーション用途 など

一方で、参照データの管理や回答内容の確認など、運用面での体制づくりが欠かせません。そのため、長期間の運用が可能かどうかを見極めておくと安心です。

ルールベース型チャットボットならTETORIがおすすめ

チャットボットは大きく分けると「ルールベース型」と「AI搭載型」の2つがあり、それぞれ得意な場面が異なります。ルールベース型はシナリオと呼ばれる会話の内容をあらかじめ設定し、シナリオに合わせて会話を進めます。一方で、AI搭載型はユーザーの質問の意図を自律的に理解し、柔軟な回答をするのが特徴です。

チャットボットを導入する際には効果を最大化するために、利用目的や対応範囲に最適なタイプを選ぶことが大切です。

なかでも、「決まった問い合わせ対応を安定して自動化したい」など、ルールベース型チャットボットの導入を検討中なら、「TETORI」がおすすめです。専門知識がなくてもシナリオ設計がしやすく、導入から運用まで手厚いサポートを受けられる点が特徴です。

ルールベース型チャットボットの導入を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

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