
「チャットボットの導入を検討しているが、まずは無料で使用感を試したい」と考えている方は少なくないでしょう。
多くのチャットボットサービスは、無料トライアルや無料プランを提供しています。無料で複数のサービスを試すことにより、使用感や自社との相性を確認することが可能です。
今回は、無料でチャットボットを利用する方法を紹介したうえで、おすすめのサービス13点を紹介します。ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 無料でチャットボットを導入する方法
- 無料プランが利用できるチャットボット3選
- 無料トライアルのあるチャットボット10選
目次
無料で利用できるチャットボットの有効な活用方法
無料で利用できるチャットボットは「無料トライアル」と「無料プラン」に2つに大別できます。
無料プランは、有料プランと比べて機能が制限されていることがほとんどです。そのため、企業のホームページを始めとするビジネス環境での利用には適さないかもしれません。
一方、無料トライアルは利用できる期間に制限があるものの、有料版と同じ機能を利用できるケースが多いです。
無料プランと無料トライアルは、いずれも有料プランの導入を検討しているユーザーに向けた「お試し版」といえます。
チャットボットの導入を検討する際には、無料で複数のチャットボットを試用し、比較・検討したうえで、有料プランを契約するツールを選定するといった流れがおすすめです。
無料トライアルのあるチャットボット10選
ここからは無料トライアルのあるチャットボットとして、以下の10個を紹介します。
- TETORI(テトリ)
- ChatPlus(チャットプラス)
- GoQSmile(ごくースマイル)
- FirstContact(ファーストコンタクト)
- AI-FAQボット
- RICOH Chatbot Service
- hitobo(ヒトボ)
- CraftChat(クラフトチャット)
- Tebot(ティボット)
- Service Cloud(サービスクラウド)
1.TETORI(テトリ)
TETORI(テトリ)は、チャットボットやコンバージョン率アップ、離脱防止などに強みを持つWeb接客ツールです。
既に500社以上で導入されており、ITツール・サービスのプラットフォーム「ITreview」のTreview Grid Award 2024 Fallでは、3つの部門で「Leader(リーダー)」「HIGH PERFORMER(ハイパフォーマー)」を受賞するなど、高い評価を得ています。
チャットボットには100種類以上のテンプレートがあり、スピーディな作成が可能です。直感的に使える管理画面になっているため、Web制作の知識がない方でも運用できるでしょう。
また、有料版は月額1万円からと、リーズナブルな価格も魅力です。無料トライアルでもすべての機能を利用することができます。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート向け |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要お問い合わせ(月額1万円~) |
無料で利用できる主な機能 |
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無料お試し | あり |
公式サイト | https://www.tetori.link/ |

すべての機能が利用できる無料トライアルが可能です。
ぜひご利用ください。
2.ChatPlus(チャットプラス)

画像引用元:チャットプラス
ChatPlus(チャットプラス)は、AIを活用したチャットボットです。生成AIが各種資料やWebページ、Q&Aなどから学習し、さまざまな問い合わせに対して自動で回答します。回答制度も98%と、十分に高い水準といえるでしょう。
また、必要雨に応じて有人チャットへの切り替えも可能なので、チャットボットだけでは不安だというケースにも適しています。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート・社内ヘルプデスク向け |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 | 要問い合わせ |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://chatplus.jp/ |
3.GoQSmile(ごくースマイル)
GoQSmile(ごくースマイル)は誰でも簡単に導入できる直感的AIチャットボットです。直感的に操作できる管理画面から質問と回答を登録するだけで導入できるため、ITツールに不慣れな人でもストレスなく利用できます。
活用の幅は広く、Web接客からカスタマーサポート、社内マニュアルまで、幅広いシーンでの利用が想定されています。利用ユーザー数やメッセージ数、正答率などの推移をグラフで表示でき、これらのデータを活用すれば回答内容の改善も効率的に実施できるでしょう。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート・社内ヘルプデスク向け |
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初期費用 | 30,000円 |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 | サンプルシナリオやテンプレートを利用したチャットボットの導入 |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://goqsmile.com/ |
4.FirstContact(ファーストコンタクト)
FirstContact(ファーストコンタクト)は、生成AIを利用するタイプと、エクセルでシナリオを入力するタイプの、2通りの使い方が選べるチャットボットです。
生成AIを利用するタイプは、Webやドキュメントから学習し、問い合わせに対する回答を自動生成します。エクセルでシナリオを入力するタイプは、テンプレートに沿って入力するだけで、手軽に利用を開始できる点が魅力です。
有料版でも初期費用はかからず、「プレミアム」のプランはAIチャットボット業界最安値となっています。初めてチャットボットを導入する場合にもおすすめです。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート向き |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 |
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無料お試し | あり |
公式サイト | https://first-contact.jp/ |
5.AI-FAQボット
AI-FAQボットは、事前学習が必要ないAIを搭載したチャットボットです。ユーザーはチャットボットと会話しているだけで、ワンストップでサービスの申込みや問い合わせまで完了できます。
話し言葉を理解し、自動学習しながら最適な回答を導いてくれる点も特徴です。エクセルやオンラインでの編集も可能なため、AIに詳しくない担当者でも使いこなせます。無料トライアルではQA数100問、もしくは30日間まで無料で利用可能です。
利用シーン | カスタマーサポート・ヘルプデスク向け |
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初期費用 | なし |
料金プラン | 30,000円/月~(QA数に応じて変動) |
無料で利用できる主な機能 | QA数100問まで利用可能 |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://faq-bot.ai/ja/ |
6.RICOH Chatbot Service
RICOH Chatbot Serviceは、社内や顧客からの問い合わせに自動返答してくれるAI搭載のチャットボットです。OA機器メーカーとして有名なリコーから提供されているだけあり、業界を問わず幅広い企業が導入しています。
エクセルで作ったQ&Aデータを読み込むだけで設定できるため、専門知識がなくても導入可能です。また、有料プランへの加入後はもちろん、無料トライアル利用時から、サポートセンターからの手厚いレクチャーを受けられるため、初めてのチャットボット運用に不安がある場合におすすめです。
利用シーン | カスタマーサポート・ヘルプデスク向け |
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初期費用 | 5,000円 |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 |
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無料お試し | あり |
公式サイト | https://www.ricoh.co.jp/service/chatbot |
7.hitobo(ヒトボ)

画像引用元:チャットボットのhitobo(ヒトボ)
hitobo(ヒトボ)は、社内FAQや顧客対応の効率化を実現できるチャットボットです。生成AIが自社データからQ&Aを自動生成するようになっており、生成内容を画面上でチェックしたうえで一括登録するので、誤った回答を防ぐことができます。
また、回答内に参照データとして生成元のURLなどを表示できるため、回答を得たユーザーは情報を信頼しやすいでしょう。さらに、生成したQ&Aは、FAQページにも活用できるのが魅力です。別々に内容を更新する手間を省けるので、業務効率化にもつながります。
利用シーン | カスタマーサポート・ヘルプデスク向け |
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初期費用 | 5万円 |
料金プラン | 65,000円/月~ |
無料で利用できる主な機能 | 要問い合わせ |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://hitobo.io/ |
8.CraftChat(クラフトチャット)
CraftChat(クラフトチャット)は、テンプレートを使って2ステップで誰でも簡単にチャットボットを作成できるサービスです。他のチャットボットに比べてマーケティングに特化しているのが特長です。
独自のアルゴリズムを使ってユーザーとの会話履歴や行動を収集し、購入や申し込みなどの意欲が高いユーザーをマークします。さらに、カレンダーと連動してチャットボットがリアルタイムで空き日時を提示し、アポイントメントを促す機能もあります。チャットボットで顧客の獲得をめざしている企業におすすめです。
利用シーン | Web接客に向いている |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン | 要問い合わせ |
無料で利用できる主な機能 | Instagram チャットボット |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://www.craftchat.ai/ |
9.Tebot(ティボット)
Tebot(ティボット)は、高性能のAIを活用したチャットボットです。Webサイトからの新規顧客の増加や、窓口対応の省力化、社内からの問い合わせの自動化につながるサービスとして選ばれています。
AIだけではなく、有人チャットへの切り替えや、分析結果のグラフ化など、チャットボットを活用するうえで重要な機能が搭載されているので、安心して利用できます。料金プランも2種類とシンプルなので、迷いにくいでしょう。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート・社内ヘルプデスク向け |
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初期費用 | 0円 |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 | 要問い合わせ |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://anotete.co.jp/tebot/ |
10.Service Cloud(サービスクラウド)
Service Cloud(サービスクラウド)はカスタマーサポートを効率化するCMRプラットフォームです。CMRで構築されたAIチャットボットで、顧客の課題解決を導いてくれます。
多言語に対応している点が特徴で、グローバルなビジネス展開をめざす企業にもおすすめです。また、Service Cloudの関連商品を組み合わせれば、さらに顧客の対応業務の効率化が図れるでしょう。
Starterプランなら月3,000円と、リーズナブルな金額で利用できる点も魅力です。
利用シーン | カスタマーサポート |
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初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | Starter:3,000円(ユーザー/月) Professional:9,600円(ユーザー/月) Enterprise:19,800円(ユーザー/月) Unlimited:39,600円(ユーザー/月) Einstein:60,000円(ユーザー/月) |
無料で利用できる主な機能 | 要問い合わせ |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://www.salesforce.com/jp/service/customer-service-chatbot/ |
無料プランが利用できるチャットボット3選
ここからは、有料プランがあるものの、その試用版として無料プランを用意しているチャットボットを3点紹介します。
- HubSpot(ハブスポット)
- IZANAI(イザナイ)
- チャネルトーク
1.HubSpot(ハブスポット)
HubSpot(ハブスポット)は、マーケティングや営業、カスタマーサービス向けのツールを集約したクラウド型プラットフォームです。無料プランでもチャットボット作成ツールの利用が可能です。作成したチャットボットでは、問い合わせの回答やミーティングの予約、顧客との1対1のコミュニケーションが行えます。
また、操作が分かりやすく、テンプレートを利用でき、コーディングも不要と、IT知識のない人でも使いやすい要素が揃っています。
ただし、無料プランでは機能に制限があります。必要に応じて有料プランへの切り替えも検討しましょう。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート向け |
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初期費用 | なし |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 |
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無料お試し | あり |
公式サイト | https://www.hubspot.jp/products/crm/live-chat |
2.IZANAI(イザナイ)
IZANAI(イザナイ)は、期間の制限なく無料で利用できるチャットボットです。利用シーンに合わせた会話テンプレートもあるため、チャットボットを初めて導入する場合でも安心して利用できます。
また、質問ごとに離脱率や回答時間の平均値がレポートで抽出されるため、効果測定と改善を繰り返しやすい点も魅力です。
ただし、Googleカレンダー連携や有人チャットなどの機能は、有料プランのスタンダードから利用可能になります。これらの機能を利用したい場合は、有料プランへの移行がおすすめです。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート向け |
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初期費用 | なし |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 | チャットボット作成 |
無料お試し | あり |
公式サイト | https://izanai.cloudcircus.jp/ |
3.チャネルトーク

画像引用元:チャネルトーク - 顧客対応の未来はAIが鍵です
チャネルトークは、利用シーンに合わせたテンプレートを利用することで、担当者の手間を軽減できるチャットボットサービスです。直感的なUIが特徴で、不慣れな人でも簡単にチャットボットを作成できます。
また、チャネルトークの有料プランには電話機能が搭載されており、チャネルトークのアプリを通して顧客との通話ができます。外出先やリモートワークなどで利用したい場合は、有料プランをおすすめします。通話内容が自動で録音、テキストで保存されるため、対応品質管理・改善にも役立つでしょう。
また、無料プランでは問い合わせ履歴の閲覧は30日間のみとなる点に注意しましょう。
利用シーン | Web接客・カスタマーサポート向け |
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初期費用 | なし |
料金プラン |
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無料で利用できる主な機能 |
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無料お試し | あり |
公式サイト | https://channel.io/ja |
無料で利用できるチャットボットに関するよくある質問
無料で利用できるチャットボットに関するよくある疑問について、以下で詳しくお答えします。
完全無料のチャットボットはある?
完全無料のチャットボットはほとんどありません。
今回紹介したように、無料トライアルは利用期間に制限がかかっているものが多く、無料プランは機能が制限されているケースが一般的です。
無料プランにおける機能制限の具体例としては、顧客データの閲覧に期限が設けられていたり、外部ツールとの連携ができなかったりといったものが挙げられます。また、チャットボット自体は無料で利用できるものの、母体となるプラットフォームの導入に費用が生じるケースもあります。
このように、チャットボットの機能をフルに活用し、ビジネスに活かすのであれば、有料プランへの加入を検討するべきでしょう。
無料で利用できるAIチャットボットはある?
無料トライアルや無料プランが用意されていても、AI機能はその対象に含まれていないというケースも少なくありません。
今回紹介したサービスのうち、無料トライアルや無料プランでAIを利用できるサービスは以下のとおりです。いずれも使用期間や機能に制限が設けられています。
- ChatPlus(チャットプラス)
- GoQSmile(ごくースマイル)
- FirstContact(ファーストコンタクト)
- AI-FAQボット
- RICOH Chatbot Service
- hitobo(ヒトボ)
- Tebot(ティボット)
無料でチャットボットを自作することはできる?
フレームワークを活用してチャットボットを自作し、無料で運用することも、不可能ではありません。ただし、そのためには専門的な知識と経験を持つ人材が必要となるため、有料のチャットボットサービスを利用したほうがコストパフォーマンスは高い可能性があります。
フレームワークとは、チャットボットの作成に必要な骨組み部分のことです。具体的には以下のようなものが挙げられます。
- botk
- DialogFlow
- Amazon Lex
- Microsoft Bot Framework SDK
- Microsoft Azure Bot Service
チャットボットならTETORI
無料で利用できるチャットボットについて紹介しました。
チャットボットは完全無料で利用できるものがほとんどありません。無料トライアルや無料プランは、有料プランを検討するためのお試し版として捉える必要があります。
また、現在はさまざまなサービスがチャットボットを提供しているため、それぞれの特徴を踏まえたうえで、自社のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
TETORIなら、無料トライアルですべての機能が利用できるため、十分に使用感を試すことができます。また、本格的に導入したあとも、月額1万円と低コストで運用が可能。チャットボットサービスの導入をお考えなら、ぜひTETORIへご相談ください。