問い合わせは、Web集客におけるコンバージョン(成果)の1つです。問い合わせをするという行為は、ユーザーの購買意欲が高い状態を意味するため、Web集客では熱量の高いユーザーを確実に問い合わせフォームへ促していくことが大切です。
ユーザーからの問い合わせを増やすためには、「アクセス数」と「問い合わせ率」に注目し、それぞれを高めるための施策を行いましょう。この記事では、問い合わせ数を増やすための方法を紹介します。
この記事でわかること
- 問い合わせを増やすための2つの軸
- アクセスを増やす具体的な施策
- 問い合わせ率を上げる具体的な施策
目次
ホームページからの問い合わせを増やすための基本の考え方
問い合わせに至る流れは、ユーザー目線で「ホームページを見つける(訪問する)」「ホームページを見て問い合わせる」の2ステップに分けられます。
そのため、問い合わせを増やすための施策は、「アクセスを増やす」「訪問したユーザーが問い合わせに至る率を上げる(CV率を上げる)」の2軸が基本です。これから紹介する施策もこの2つのいずれかに該当します。
問い合わせを増やす具体的な施策【アクセスを増やす】
問い合わせ数を増やすためにはアクセス数が必要です。問い合わせ率が高い水準でも、アクセス数が足りていなければ、十分な問い合わせ数を確保できません。
まずはユーザーからのアクセスを増やす方法を見ていきましょう。
SEO対策
SEO対策は、Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索する際に自社のサイトを上位表示させる手法です。
SEO対策では、検索エンジンから理解されやすいよう、自社のサイトを最適化します。くわえて、検索するユーザーが求める情報を適切に提供するコンテンツづくりも大切です。
SEO対策の施策の一つとしてコンテンツマーケティングがあります。ユーザーの悩みを解決するコンテンツを提供することで、長期的なアクセスアップが見込めます。
SNS運用
SNSを活用して自社のコンテンツを共有・発信することは、アクセスや問い合わせを増やすうえで有効です。
X(旧Twitter)やFacebook、Instagramなどの主要なSNSにおいて、自社のコンテンツを利用するユーザーの属性と似たフォロワーを増やすことで、投稿に興味を持ったユーザーからのアクセスが見込めます。
なお、SNS運用は成功した場合に大きなリターンが期待できるものの、定期的な投稿を続ける必要があり、効果が出るまでに時間もかかります。SNSからの流入を狙うなら各SNSの特徴を理解したうえで中長期的な運用が求められるでしょう。
Web広告の掲載
Google広告やYahoo広告から出稿できるWeb広告を運用することも効果的です。Web広告にはいくつか種類がありますが、代表的なものとしては下記の広告があげられます。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- ショッピング広告
- YouTube広告
- SNS広告
そのなかでもリスティング広告やショッピング広告といった運用型広告は、ターゲティングを細かく設定できるため顕在層の集客がしやすいのが特徴です。自社サイトのユーザーに近い属性を設定することで、広告配信によるアクセス数の増加だけでなくCV率の向上にもつながります。
ほかにも特定のメディアの広告枠を買い取る純広告や人気メディアのコンテンツとして発信できる記事広告でも、認知拡大によるアクセス数増加を期待できます。
マス広告・交通広告の活用
テレビやラジオ、新聞、雑誌といったマスメディアへの広告出稿も、自社サイトのアクセスを増やすために有効です。ほかにもタクシーやバス・電車といった交通機関に広告を掲載する方法もあります。
特にテレビ広告は、一度に多くの人に発信できるため、内容次第では瞬間的なアクセス増加が見込めます。マス広告を活用するのであれば、認知拡大を目的にエリアマーケティング施策として取り組むと良いでしょう。
ただしWeb広告と比べて1回の掲載にかかる費用は大きくなりやすいです。特にテレビ広告は数百万円以上かかるケースも珍しくないため、予算に余裕のある企業向けの施策といえます。
プレスリリースの配信
プレスリリースとは、企業が報道機関や関係者に対して発信する資料です。新サービスや重要なイベント、業績などを発表するために用いられます。規模の大きなメディアに掲載されれば、自社サイトへの流入が期待できるでしょう。
また、掲載されたメディアからのリンクも獲得できるため、SEOにおいてもプラスの効果があります。
ポータルサイトへの登録
ポータルサイトとは、特定の業種や地域の情報をまとめたサイトのことを指します。「食べログ」や「エキテン」などが代表例です。ポータルサイト内で情報収集する人の集客を促します。
また、ポータルサイトは「業種×エリア」といったキーワード検索で上位表示されやすいため、検索エンジン⇒ポータルサイト⇒自社サイトといった経路で自社サイトへのアクセス増加を狙うことも可能です。
問い合わせを増やす具体的な施策【問い合わせ率を上げる】
問い合わせ数を増やすには、アクセス数に対する問い合わせの割合も大切です。アクセス数は伸びているものの問い合わせが少ない場合、問い合わせフォームや導線設計に問題がある可能性が考えられます。
ここからは、問い合わせ率を上げるための具体的な施策を見ていきましょう。
問い合わせまでの導線の見直し
問い合わせ率を上げるためには、ユーザーがサイトにアクセスしてから問い合わせを行うまでの導線を見直しましょう。問い合わせ先の導線が複雑だと、サイトに訪問したユーザーが離脱する原因となります。
導線の見直しを行う際は、問い合わせを目的にアクセスしたユーザーが、「どこに問い合わせをしたらいいのか?」が直感的に分かるよう、見やすいレイアウトに変更したり、誘導文を設置したりしましょう。
ほかにも、問い合わせまでの過程が最小限になるよう、ページ単位で設計することも重要です。
問い合わせフォームの最適化(EFO)
アクセス数に対して問い合わせ数が低い場合、入力フォームに問題がある可能性があります。入力フォームの最適化は「EFO」と呼び、Webマーケティングにおいてもコンバージョン率(CVR)に関わる重要な施策とされています。
入力フォームは直接問い合わせにつながるページであるため、改善すれば問い合わせ率の改善が見込めるでしょう。EFOを実施する際には、入力項目を減らす、所要時間を表示するなどして、途中離脱を防ぐ施策が有効です。
電話問い合わせの導線の追加
電話で問い合わせができると入力フォームに記入する手間が省けるため、緊急性の高いユーザーの利便性が高くなります。ユーザーの悩みをリアルタイムで直接解決できるため、顧客満足度やCV率の向上にもつながるでしょう。
ほかにもインターネットを使い慣れていないユーザーの問い合わせのハードルを下げて問い合わせにつなげることも可能です。また、電話番号を開示することで、自社の信頼性を高める効果もあります。
コピーのブラッシュアップ
知ってほしい情報を端的に伝えるため、キャッチコピーや文章を見直しましょう。分かりづらい表現がある場合、誰でも意味の分かるような内容に変えることで、商品やサービスの魅力が正しく伝えられるようになります。
コピーをブラッシュアップする際は利用するユーザーの目線で確認することが大切です。一度サイト内のコピーや文章を見直してみて、修正すべき箇所がないかチェックしてみましょう。
CTAの改善
問い合わせページへ遷移させるCTAのデザインや配置を見直すことも効果的です。たとえば、サイドバーなどサイト内にあるどのページからでもアクセスできるようにCTAを設置すれば、ユーザーはほかのページを経由せず直接問い合わせページにアクセスできます。
また、画像を用いることでCTAを視覚的にアピールでき、導入文も含めるとユーザーへクリックを促すことができます。
UI/UXの改善
操作性や視認性が悪いサイトはサイトの離脱につながります。
UI/UXの改善において特に重要なポイントが、スマホへの対応です。現在はスマートフォンからWebサイトを閲覧する人が多いので、スマホへの対応は必須といえるでしょう。
自社のサイトがモバイル対応していないと、ページのレイアウトが崩れたり、文字が小さく表示されたり、問い合わせボタンを見つけられなかったりして、ユーザビリティが下がり、得られたはずの問い合わせを失う可能性もあります。入力欄を縦方向に統一するなどスマホ向けの文字間隔やサイズを意識しましょう。
ほかにも表示速度の改善や、レイアウトについても見直す必要があります。
Web接客ツールの導入
Web接客ツールは、サイト上で顧客とのコミュニケーションを強化し、顧客サポートを改善するためのツールです。
ポップアップやチャットボット機能も有しており、迅速な対応や適切な回答を提供したいときにも役立ちます。ユーザーがリアルタイムで疑問を解決できるほか、問い合わせページにも遷移させられるため、問い合わせの増加も期待できるでしょう。
また、A/Bテストをすることで、問い合わせ率アップのPDCAを回すことも可能です。
弊社が提供しているTETORIは、機能性と操作性を両立させたWeb接客ツールです。サポート体制も充実しているため、はじめてツールを導入する方でも運用しやすいでしょう。無料のトライアルもありますので、まずはお気軽にご相談ください。
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問い合わせを増やす方法まとめ
問い合わせ数は最終的な購買や資料請求へつなげるうえで重要な指標となります。問い合わせ数を増やしたいのであれば、アクセス数と問い合わせ率を上げるための施策を行い、費用対効果の高いWeb集客を目指しましょう。
問い合わせを増やすには広告の配信やLFOの実施、導線の改善などがあげられますが、ユーザーの満足度や問い合わせ数を効率よく上げるにはWeb接客ツールの導入がおすすめです。
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