
リード(見込み客)の獲得を効果的に行うためには、ツールの活用がおすすめです。導入する際には、主要なツールの特徴を押さえたうえで、自社に合ったものを選ぶと良いでしょう。
この記事では、おすすめのリード獲得ツールや、ツールの選び方や、導入するメリット、注意点などについて解説します。
この記事でわかること
- リード獲得ツールを導入するメリット
- リード獲得ツール選定のポイント
- リード獲得ツール導入の注意点
目次
リード獲得ツールの種類とおすすめツール一覧
リード獲得ツールは、以下のような種類に分けることができます。
- 営業リスト作成ツール
- マーケティングオートメーション(MA)ツール
- セールス・フォース・オートメーション(SFA)ツール
- ポップアップ・離脱防止ツール
- ウェビナー運営ツール
- メールマーケティングツール
- web広告管理ツール
ここでは、それぞれの種類ごとに、代表的なツールを紹介します。
営業リスト作成ツール
営業リスト作成ツールは、リードとなりうる企業の情報を自動で収集してリストアップするツールです。リストアップされた営業先にアプローチし、商談やアポイントの取り付けや問い合わせをもらうことで、リード情報を獲得することができます。
業種や企業規模、従業員数など細かな情報まで取得できるため、リードになる見込みの高いリストを作成できる点がメリットです。
代表的な営業リスト作成ツールとしては「APOLLO SALES」があります。
APOLLO SALESは営業リストの作成からメール営業、フォーム営業まで幅広く対応している、新規営業に特化したツールです。
このツールを使用することで、指定した条件に基づいて企業情報を自動収集してリスト化し、作成されたリストに対して自動的にメール送信やお問い合わせフォームへの投稿を行えます。
APOLLO SALESの特徴や主な機能は以下の表のとおりです。
特徴 |
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料金体系 | 月額数万円〜(要問合せ) |
主な機能 |
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公式サイト | https://apollosales.co/ |
マーケティングオートメーション(MA)ツール
マーケティングオートメーション(MA)ツールは、顧客情報の獲得から育成、成約、そしてその後のフォローアップに至るまでの一連のマーケティング活動を、自動化・効率化するシステムです。
MAツールの特徴として、問い合わせフォームや申し込みフォームの構築を通じて効果的にリードを獲得できる点があげられます。これらのフォームを戦略的に配置することで、潜在顧客の情報を効率的に収集しながらリード獲得の機会の最大化が可能です。
さらに、MAツールの高度な機能の一つであるIP解析を活用することで、サイト訪問者の情報を識別した属性分析を行えます。この分析結果を基に訪問者の属性に合わせたパーソナライズされたコンテンツを表示すれば、より精度の高いリード獲得が可能です。
代表的なMAツールとして、「Mazrica Marketing」を紹介します。

画像引用元:Mazrica Marketing公式サイト
このツールでは、リード獲得から受注までを一気通貫して実施可能です。ページ来訪者の行動履歴の分析によって、確度の高いターゲットの抽出をすることもできます。
AIを活用した自動名寄せ機能によって獲得したリード情報は、一つのリードに統合されるため、マーケティングで収集したデータと営業活動の履歴をシームレスに連携できます。具体的な特徴は下記のとおりです。
特徴 |
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料金体系 | 月額157,500円〜 |
主な機能 |
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公式サイト | https://product-senses.mazrica.com/mazrica-marketing |
セールス・フォース・オートメーション(SFA)ツール
セールス・フォース・オートメーション(SFA)ツールは、案件情報や顧客情報、商談記録、売上見込みといった情報を一元管理できるツールです。営業活動全体の効率化や自動化に役立ちます。
SFAツールを使用することで、蓄積された豊富な顧客情報を基に、自社の顧客属性を正確に把握できます。ターゲット顧客の特性や需要の理解に役立ち、適切なアプローチを見出す際にも効果的です。
代表的なSFAツールとして「Sales Hub」があります。

画像引用元:Sales Hub公式サイト
Sales Hubは、Eメールやランディングページ、Webフォーム、広告運用など、ターゲット一人ひとりに最適な手法で接点を創出できるツールです。
ターゲットごとにメッセージをパーソナライズ化して一斉送信できるため、より精度の高いアプローチができます。
詳しい機能は以下の通りです。
特徴 |
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料金体系 | 月額2,400円~(無料プランあり) |
主な機能 |
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公式サイト | https://www.hubspot.jp/products/sales |
ポップアップ・離脱防止ツール
ポップアップ・離脱防止ツールは、来訪者一人ひとりに対して、適切なタイミングで最適な情報を提供するツールです。具体的には、クーポンやキャンペーンの案内、問い合わせフォームへの誘導など、来訪者の興味を引く内容をポップアップとして表示できます。
表示できるポップアップは、各来訪者の行動パターンや属性に基づいてパーソナライズされるため、ページからの離脱を抑える効果が期待できます。遷移先を問い合わせページや申し込みページに設定すれば、顧客情報の獲得に役立つでしょう。
代表的なポップアップ・離脱防止ツールとしては、「TETORI」があります。

画像引用元:公式サイト
TETORIは業界トップクラスのコストパフォーマンスと豊富なテンプレートを誇るツールです。
来訪者の行動を分析し、パーソナライズ化したコンテンツをチャットボットやポップアップバナー等で自動的に提供することで、企業のリード獲得につなげられます。
特徴 |
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料金体系 | 月額1万円~(無料トライアルあり) |
主な機能 |
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公式サイト | https://www.tetori.link/ |

すべての機能が利用できる無料トライアルが可能です。
ぜひご利用ください。
ウェビナー運営ツール
ウェビナー運営ツールを利用すると、オンライン上で動画や画面を共有してセミナーを開催できます。ウェビナーを開催する際は、事前の登録や申し込みのタイミングで企業名やメールアドレスなどの顧客情報を入力してもらいます。これにより、潜在顧客のデータベースを効率的に構築可能です。
さらにツールによっては申し込み者の情報や視聴時の行動履歴も管理できます。分析を通じてリードの獲得や育成にまでつなげられます。
「ビビットリンク」は、ZoomやGoogle Meetを始めとしたWeb会議ツールと連携することで、ウェビナーの開催からページの作成、運用に至るまでを一元管理できるツールです。

画像引用元:ビビットリンク公式サイト
効果的に利用するには、先述したポップアップ・離脱防止ツールのTETORIとの連携がおすすめです。ウェビナーの申し込み率を高め、より多くのリード獲得につなげられます。
特徴 |
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料金体系 | 要問合せ |
主な機能 |
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公式サイト | https://www.vivitlink.com/ |
メールマーケティングツール
メールマーケティングツールは、メール配信リストの作成やメルマガ・ステップメールを一斉送信できるツールです。ほかにも、メールの配信結果の分析にも役立ちます。
メールマーケティングツールの特徴として、高度なパーソナライゼーション機能があげられます。購読者の属性や行動履歴によってパーソナライズ化されたメールをタイムリーに送信でき、問合せフォームなど意図したページへの誘導や後押しに効果的です。
「blastmail」は、シンプルな操作性が特徴のメールマーケティングツールです。

画像引用元:blastmail公式サイト
顧客導入シェア数が14年連続No.1となっており、官民含めて24,000以上の企業が導入するほどの実績があります。
メールの配信設定から作成、効果測定まで専門知識がなくても直感的に理解できるサービス設計が特徴です。
特徴 |
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料金体系 | 月額4,000円~ |
主な機能 |
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公式サイト | https://blastmail.jp/ |
web広告管理ツール
web広告管理ツールは、リスティング広告、ディスプレイ広告、リターゲティング広告など、さまざまな種類のインターネット広告を一元的に管理できるツールです。
広告運用における効果検証の効率化や自動化に役立ち、問合せフォームや申し込みフォームといったページへの誘導にも効果を発揮します。
その中でも「AD EBiS」は、国内導入件数No.1を誇る広告管理ツールです。

画像引用元:AD EBiS公式サイト
AD EBiSの特徴として、計測パラメータの発行からデータの計測までを完全自動化できる「広告自動登録機能」が備わっている点があげられます。
また最新のデータ計測方式により流入施策の成果を正確に把握できるため、実状に基づいた広告施策の改善にも活用できます。
特徴 |
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料金体系 | 基本料金(定額)+従量課金 |
主な機能 |
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公式サイト | https://www.ebis.ne.jp/ |
失敗しないリード獲得ツールの選び方
ここからはリード獲得ツールの失敗しない選び方について詳しく解説していきます。自社に最適なツールを選択し、効果的なリード獲得を実現しましょう。
ツールの機能・特徴とターゲットが合致しているか
リード獲得ツールを選ぶ際は、ツールの機能や特徴が自社のターゲットに合致しているかどうか見極めることが大切です。ツールの機能とターゲットが一致しなければ、リード獲得につながらず、導入・運用のために費やしたコストや時間が無駄になりかねません。
例えば、インターネットを通じて幅広い層に認知を広げ、リード獲得を目指したい場合は「web広告管理ツール」、自社サイトの来訪者を取り込みたい場合であれば「web接客ツール」がおすすめです。
アプローチすべきターゲットを明らかにするには、自社が抱える課題を洗い出す方法が効果的です。そこから課題を解決するためにどのような機能が必要なのか検討してみてください。
ツールの導入により成果を最大化するためにも、事前に目的と課題を明確にし、機能との整合性をもとにツールを選択することが大切です。
既存のシステムやデータベースとの連携機能があるか
自社内の既存システムやデータベースとの連携機能があるかどうか、スムーズに連携できるかどうかも、ツールを選ぶうえで重要なポイントです。すでに管理している営業履歴や顧客情報とMAなどのリード獲得ツールを連携できれば、データに基づいた効果的なアプローチ手法を立案できます。
また、導入の段階で連携機能を必要としなくても、将来も見据えて連携機能のあるツールを選ぶのがおすすめです。連携できるシステムやデータベースが多ければ、将来的にほかのツールやシステムを導入した際に提案できる施策が増えるでしょう。
現場視点で見て使いやすいか
自社に必要な機能が搭載されていて、たくさんのシステムとの連携ができるツールを選んでも、操作性が悪ければ非効率になります。
ツールの使いやすさを確認するには、ツールのホームページや口コミで操作性を確認すると良いでしょう。可能であれば、無料トライアルやデモを活用することもおすすめです。
トライアルやデモを行うときは、システムの導入決定権をもつマネジメント層だけでなく、実際にツールを扱う現場の従業員との意見交換も大切です。現場の視点で見て使いやすいか、継続的に運用ができるかをヒアリングするとツール選びで失敗しにくくなります。
ベンダーのサポート体制が充実しているか
ベンダーのサポート体制も、ツールの選定時に確認したいポイントです。
どんなにシンプルで操作しやすいツールであっても、導入したばかりの段階では戸惑うことやトラブルもあります。特に既存システムとツールを連携させる際やMAツールやメールマーケティングツールなどのシナリオを設定する際に誤りがあれば、成果にも結びつきません。
導入時にしっかりベンダーがサポートをしてくれる体制、故障や不具合などのトラブル時にすぐに対応してくれる体制があるツールを選びましょう。
費用対効果が見込めるか
料金体系はツールの種類によってさまざまです。自社に必要な機能が搭載されていたり、操作性が優れていたりしても、継続的に利用できる価格体系でなければ運用も難しくなります。
また、いくら価格が安くても、自社が求める機能やサポート体制が整っていなければ、成果は見込めません。前述したように、以下のポイントも踏まえてツールを選択しましょう。
- 自社が抱える課題や解決したい目的は何か
- アプローチしたいターゲット層をもとにふさわしい料金体系であるか
- 目的達成まで継続して利用できる費用であるか
リード獲得ツールを導入するメリット
リード獲得ツールを導入することによる主なメリットとしては、以下があげられます。
- 効率良くターゲットにアプローチできる
- リード情報を一元管理できる
それぞれ見ていきましょう。
効率良くターゲットにアプローチできる
リード獲得ツールを導入する1つ目のメリットは、ターゲットへの効率的なアプローチが可能になる点です。
ツールを利用せずにターゲットへアプローチする場合、ターゲットとすべき層の特定から施策の立案、実際のアプローチまで、一つひとつ人の手で行わなければならず時間もかかります。
リード獲得ツールを導入することで、行動履歴や属性の分析に基づいたターゲットのリストアップや施策の提案、実際の運用や効果測定などの効率化が可能です。結果として、質の高いリードをより多く獲得し、効率よくターゲットに働きかけにつながります。
リード情報を一元管理できる
リード獲得ツールを導入する2つ目のメリットは、既存のリード情報や新たに獲得したリード情報を一括して管理できることです。これにより、営業部門や運用部門の間でデータの共有がしやすくなります。また、自社の顧客の属性を特定することもでき、分析結果に基づいたさらなるリード獲得施策の立案にも役立ちます。
ツールによっては獲得したリードごとの商談の進捗状況や行動ログをリアルタイムで共有できる機能もあります。この機能を活用すれば購買意欲の高いリードを優先的に育成し、受注や売上の増加を図れるでしょう。
リード獲得ツールを活用する際の注意点
リード獲得ツールはメリットの大きいツールですが、導入する際には、以下のような注意点も意識する必要があります。
- ツールの成果を最大化できる組織を構築する
- 短期間で成果に結びつくとは限らない
それぞれ解説します。
ツールの成果を最大化できる組織を構築する
リード獲得ツールの成果を最大化するためには、社内の組織体制の見直しが必要なケースがあります。
例えば、メールマーケティングツールを導入した場合、ターゲットに刺さるコンテンツを作成するための人材が必要です。また、MAツールやSFAツールが操作しやすいツールであっても、運用にはある程度の知識が欠かせません。
このように、ツールの運用だけでは補いきれないプロセスを担う人材の配置や育成が不可欠です。
短期間で成果に結びつくとは限らない
ツールを導入しても、すぐに成果が出るとは限りません。ツールの運用する際は、長期的な視点での評価が大切です。
効果を最大化するためには、ターゲットの継続的な分析を行い、試行錯誤を繰り返しながら施策をブラッシュアップさせる必要があります。短期間での結果を期待せず、中長期的な運用を前提にアプローチを進めることが重要です。
リード獲得ツールはTETORIがおすすめ
リード獲得ツールを活用することで、人的作業では難しい分析や情報管理を効果的に行うことができます。しかし、ツールにはさまざまな種類があるので、選定に時間がかかることも珍しくありません。
TETORIはユーザー情報を解析し、一人一人に最適な案内を最適なタイミングで表示するweb接客ツールです。重要ページへの誘導や情報入力フォームの表示により、リード獲得の精度向上に大きく貢献します。
月額1万円から利用できるため、中長期的な効果検証にもご活用いただけます。リード獲得の効率化と精度向上を目指す企業にとって、TETORIは最適なツールです。自社のリード獲得の代行ツールとしてTETORIの導入を検討してみてはいかがでしょうか。