ECサイトのかご落ちについて「どうすれば対策できるのか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
かご落ちとは、商品をカートに入れたまま購入に至らないことを指します。かご落ちするユーザーを減らすことは、売上改善において欠かせない取り組みです。
本記事では、かご落ちが発生する主な原因から、すぐに実践できる17の施策、活用できるツールまで詳しく解説します。
この記事でわかること
- かご落ちの主な原因
- かご落ちの効果的な対策
- かご落ち対策に活用できるツール
目次
かご落ちの主な原因
米国の調査機関「 Baymard Institute 」によると、ECサイトにおいてカートに商品を入れたユーザーの約7割が、購入に至らず離脱するとされています。かご落ちを防ぐには、ユーザーがどのプロセスでストレスを感じているのかを特定することが大切です。
かご落ちの主な原因を、影響度が高い順に紹介します。上位の原因ほどかご落ちへの影響度が高くなるため、優先的に対策しましょう。
- 送料や手数料などの追加費用が高すぎる
- 商品の到着予定日が遅すぎる
- カード情報を登録することに抵抗を感じた
- 購入時にアカウント作成(会員登録)を強制される
- 決済までのステップが複雑・不透明
- 返品ポリシーに納得できなかった
- サイトエラーやクラッシュが発生した
- 注文総額が決済画面に進むまでわからなかった
- 希望する決済手段が用意されていない
1.送料や手数料などの追加費用が高すぎる
かご落ちの原因として特に多いのが、商品代金以外に発生する送料や手数料などの追加費用です。先述したBaymard Instituteの調査でも、かご落ちしたユーザーのうち約4割が、「想定外の追加費用」を理由に購入をやめたと回答しています。
商品ページの価格を基準に購入を検討しているユーザーにとって、決済直前で送料や手数料が上乗せされると心理的な割高感が生じやすくなります。特に低価格帯の商品では送料の割合が相対的に大きくなり、離脱につながりやすいでしょう。
【主な対策】
こうした離脱を防ぐには、「送料や手数料などの追加費用を見直す」対策が効果的 です。ユーザーにとって納得感のある価格設計を意識し、購入をためらわせにくいバランスを探ることが大切です。
2.商品の到着予定日が遅すぎる
注文から商品が届くまでの期間が長いことも、かご落ちにつながる要因の一つです。特に、渡す日が決まっているプレゼントや急ぎの消耗品を探しているユーザーは、配送に時間がかかるとほかのサイトへ流れてしまう傾向があります。
【主な対策】
配送の遅さによるかご落ちを防ぐには、「配送日(お届け日)を早めたり明記したりする」のが有効 です。商品がいつ届くかを明確に伝え、安心して購入判断できる環境を整えましょう。
3.カード情報を登録することに抵抗を感じた
クレジットカード情報の入力に不安を感じることも、かご落ちの要因となります。
特に、デザインや運営情報の開示が十分でない場合、初めて利用するユーザーの警戒心が高まり、情報漏洩や不正利用のリスクを意識して決済を中断するケースも少なくありません。
【主な対策】
こうしたユーザーの不安に対しては、「セキュリティ対策やショップの信頼性を明示する」ことが効果的 です。安全性が伝わる情報を示し、安心して決済に進める環境を整えましょう。
4.購入時にアカウント作成(会員登録)を強制される
会員登録しないと購入できないサイトは、ユーザーが面倒に感じて離脱する可能性があります。特に「一度きりの買い物かもしれない」と考えている新規ユーザーは、会員登録を手間だと感じることが多いです。
登録後のメルマガ配信や個人情報の管理に対する懸念も、登録をためらわせる要因です。購入意欲が高まっているタイミングで追加の作業が発生すると、結果としてかご落ちにつながる可能性があります。
【主な対策】
会員登録の手間による離脱を防ぐには、「ゲスト購入を可能にし、会員登録の強制をなくす」対策が有効 です。購入完了までのハードルを下げ、スムーズに進められる導線を整えましょう。
5.決済までのステップが複雑・不透明
決済完了までの画面遷移が多く、手続きが複雑な場合も、かご落ちの要因となりえます。配送先の入力、支払い方法の選択、注文内容の確認などが細かく分かれていると、ユーザーはストレスを感じ、決済前に離脱する可能性が高まります。
【主な対策】
購入途中の迷いやストレスによる離脱を防ぐには、手続き全体をシンプルに整理しましょう。具体的な対策としては以下が挙げられます。
6.返品ポリシーに納得できなかった
返品・交換ルールが不明確だったり、ユーザーにとって不利に感じられる場合も、かご落ちの要因になります。
商品の実物を確認できないECサイトでは、「イメージと違ったらどうしよう」「サイズが合わなかったらどうなるのか」といった不安が生じやすいです。そのため、もしものときに返品しにくいと、購入自体をためらわれる傾向にあります。この傾向は、靴や衣類などサイズ選びが重要な商材では特に顕著です。
【主な対策】
「返品・交換ポリシーをわかりやすく明示する」ことが効果的な対策になります。購入後の対応まで見通せるようにし、安心して注文できる環境を整えましょう。
7.サイトエラーやクラッシュが発生した
システム上の不具合も、かご落ちにつながる要因の一つです。「購入ボタンを押した後に画面が固まる」「入力内容が消えてしまう」「ページが正しく表示されない」といったトラブルは、ユーザーにストレスを与えます。
【主な対策】
特にアクセスが集中するタイミングでは挙動が不安定になりやすく、離脱も起こりやすくなる傾向にあります。購入途中のエラーや不具合による離脱を防ぐには、以下のような対策が効果的です。
8.注文総額が決済画面に進むまでわからなかった
最終的な支払い総額が決済直前まで分からない設計も、かご落ちの要因となります。商品価格に消費税が含まれているのか、送料はいくらか、クーポンやポイントが適用されているのかが途中で確認できないと、ユーザーは不安を抱えたまま操作を続けることになります。
【主な対策】
想定外の請求額による離脱を防ぐには、「決済画面に進む前に合計金額を明示する」対策が有効 です。事前に費用を提示し、ユーザーが納得したうえで購入に進める環境を整えましょう。
9.希望する決済手段が用意されていない
ユーザーが普段利用している支払い方法が選択肢にない場合も、かご落ちの要因となりえます。
SB Payment Service の調査によると、普段利用している支払い方法がない場合、6割以上が離脱してほかのサイトや実店舗で同じ商品を購入する、もしくは購入自体をやめると回答しています。
【主な対策】
これを防ぐには、 「決済方法を増やす」のが有効 です。スマホ決済や後払いなど、さまざまな支払い方法を用意し、ユーザーごとの支払いニーズに応えていくことで、かご落ちを減らせます。
かご落ち対策17選
ここでは、かご落ちを防ぐために有効な17の施策を、以下の3つのカテゴリに分けて紹介します。
- ユーザーの不信感・不満を取り除く4つの施策
- 利便性を高めてストレスを軽減する8つの施策
- ユーザーの迷いや忘れをフォローする5つの施策
自社サイトの課題に合った対策から取り組んでみてください。
ユーザーの不信感・不満を取り除く4つの施策
価格への不満やセキュリティへの不安、返品への心配など、ユーザーの心理的ハードルを取り除くことは、かご落ちを防ぐための基本的な取り組みです。具体例として、以下の4つの施策を見てみましょう。
- 送料や手数料などの追加費用を見直す
- セキュリティ対策やショップの信頼性を明示する
- 返品・交換ポリシーをわかりやすく明示する
- 決済画面に進む前に合計金額を明示する
送料や手数料などの追加費用を見直す
かご落ちの大きな原因の一つが、決済直前で判明する送料や手数料といった追加費用の発生です。 送料を無料にする、あるいは「〇〇円以上の購入で送料無料」といった送料無料ラインを設けることで、離脱を抑えながら客単価の向上が期待できます。
送料の全額負担が難しい場合は、次のような対策を検討すると良いでしょう。
- 送料込みの価格設定:最初から送料を商品代金に含め、表面上の送料を無料にする
- 会員特典:会員のみ送料無料にする、またはクーポンで送料分を還元する
- 告知の徹底:商品ページに「送料一律〇〇円」と明記する
送料が明確である安心感が、決済への後押しにつながります。
セキュリティ対策やショップの信頼性を明示する
ユーザーが安心して個人情報を入力できるよう、サイトの安全性を積極的にアピールすることが大切 です。特に小規模なECサイトでは、大手モールのような知名度がない分、視覚的な安心材料が重要になります。具体的には以下の施策を行いましょう。
- SSLバッジの表示:通信が暗号化されていることを証明するマークを掲載する
- 決済ロゴの表示:有名な決済ブランドのロゴを表示する
- 会社情報の充実:特定商取引法に基づく表記を整理し、電話番号や所在地を明記する
これらを適切な場所に表示すると、情報漏洩や詐欺サイトへの不安を軽減し、安心して決済へ進める環境を整えられます。
返品・交換ポリシーをわかりやすく明示する
返品ポリシーを商品ページやカート画面の目立つ場所に掲示し、ユーザーの不安を先回りして解消しましょう。もしもの時に返品できる保証は、購入の後押しになります。主な記載内容は次のとおりです。
- 返品可能期間:到着後〇日以内なら可能
- 条件:未開封に限るのか、試着後でも良いのか
- 負担:返品送料はどちらが持つのか
「サイズ交換無料」などのサービスを打ち出している場合は、アイコンを使って目立たせると効果的です。返品ルールを誠実に公開することで、ショップ全体の信頼性向上にもつながります。
決済画面に進む前に合計金額を明示する
決済画面に進む前に合計金額を明示することも大切です。多くのユーザーは予算を考えながら買い物をしているため、決済画面に進んで初めて総額が判明した場合、予算との金額差により購入をやめてしまう可能性があります。
カートに商品を入れた段階で送料や消費税を含めた支払い総額を明示する、消費税を税込み表記に統一するなど、ユーザーが納得したうえで決済に進める環境を整えましょう。合計金額が事前にわかることで、ユーザーの不信感を減らし、購入完了率の改善が見込めます。
利便性を高めてユーザーのストレスを軽減する8つの施策
使いにくさや手続きの複雑さによるストレスも、かご落ちの大きな要因です。ここでは、ECサイトの利便性を高め、ユーザーがスムーズに購入を完了できるようにするための施策を8つ紹介します。
- ゲスト購入を可能にし、会員登録の強制をなくす
- 決済完了までのステップをわかりやすくする
- ページの読み込み速度を高速化する
- アクセス集中や不具合に備えてサイトの安定性を高める
- 決済方法を増やす
- 入力フォームの最適化(EFO)を行う
- モバイル端末(スマホ)での操作性を改善する
- ユーザーが迷わず進める導線を設計する
ゲスト購入を可能にし、会員登録の強制をなくす
ゲスト購入を有効にし、会員登録していないユーザーでも購入できるようにすることで、初回購入のハードルを下げ、かご落ちを減らす効果が期待できます。
購入時に会員登録を必須にすると、「メルマガが増えそう」「個人情報を預けたくない」といった心理的ハードルが生じ、離脱につながりがちです。会員化を促したい場合は、購入完了後に「入力情報をそのまま保存して会員登録しますか?」と提案するフローにすると、離脱を防ぎつつ顧客情報の取得も図れます。
決済完了までのステップをわかりやすくする
決済プロセスを長く感じたり、終わりが見えなかったりすると、ユーザーは途中で不安や疲労を感じ、離脱しやすくなります。
画面遷移やクリック数をできる限り減らし、少ないステップで完結できる設計にすることが重要 です。あわせて、決済画面の上部に「カート → 情報入力 → 支払い → 確認 → 完了」といった進捗バーを設置し、現在地とゴールまでの距離を可視化しましょう。
手続きが簡潔で分かりやすければ、途中離脱が起きにくくなり、決済完了率の改善につながります。
ページの読み込み速度を高速化する
ページの表示速度を上げることも、かご落ち対策として効果的 です。具体的には、次のような施策が挙げられます。
- 画像の軽量化:商品画像のファイルサイズを圧縮し、WebPなどの軽量形式を使用する
- コードの最適化:不要なJavaScriptやCSSを削除し、読み込み順序を最適化する
- キャッシュの活用:サーバー側でのキャッシュ設定を行い、再訪問時の速度を高める
アクセス集中や不具合に備えてサイトの安定性を高める
システム上の不具合によるかご落ちを防ぐためには、サイトの安定性を維持する仕組みを整えることが大切 です。表示速度やページ遷移、入力フォーム、決済機能が正常に動作しているかを定期的に確認し、不具合があれば早めに修正する必要があります。
特にセールやキャンペーン時はアクセスが集中しやすいため、事前に負荷を想定したテストを行い、急なアクセス増加にも耐えられる環境を整えておきましょう。購入途中のエラーやフリーズを防ぎ、安心して手続きを進められる状態を維持することで、かご落ちの改善が期待できます。
決済方法を増やす
幅広いターゲット層に対応するには、クレジットカードだけでなく、さまざまな決済方法を用意することが欠かせません。次の決済方法のなかから、自社のターゲットに合ったものを優先的に導入しましょう。
- ID決済:既存のアカウント情報を活用することで、住所入力の手間が省ける
- コンビニ決済・銀行振込:カードを持たない若年層やシニア層向け
- 後払い決済:商品到着後に支払いたい層向け
- キャリア決済:スマホで手軽に決済を済ませたい層向け
複数の決済方法があると、ユーザーは自分のライフスタイルに合った方法で購入を完了できます。
入力フォームの最適化(EFO)を行う
入力フォームの最適化(EFO)を実施し、入力フォームの利便性を高めれば、かご落ちを防ぎ、コンバージョン率を高める効果が期待できます。
入力フォームの項目が多すぎたり、エラーが頻発したりすると、ユーザーは途中で手続きを諦めてしまいがちです。 まずは必須項目を最小限に絞り、郵便番号からの住所自動入力機能を導入すると良いでしょう。
また、リアルタイムバリデーション(入力中にエラーを指摘する機能)を実装することで、送信後のやり直しによるストレスを軽減できます。
- 必須項目の削減:性別や生年月日など、購入に不要な項目は削除する
- 入力補助:フリガナの自動入力や、スマホでのテンキー自動切り替え
- エラーの可視化:どこが間違っているかを赤字などで示す
モバイル端末(スマホ)での操作性を改善する
スマホから閲覧するユーザーに対して、PC向けのサイトをそのまま表示すると、利便性の低下を招きます。 利用する端末に応じてレイアウトを自動で変更するレスポンシブデザインの導入が重要 です。具体的には、次のような施策が挙げられます。
- ボタンのサイズと間隔:押しやすい大きさを確保し、誤タップを防ぐ
- フォントサイズ:ズームしなくても読みやすい文字の大きさに設定する
- 入力のしやすさ:スマホ専用のキーボード(数字ならテンキー)が自動で出るように設定する
- メニュー設計:アコーディオンメニューなどを活用し、情報を整理する
実機での操作テストを繰り返し、ストレスのない操作体験を実現しましょう。
ユーザーが迷わず進める導線を設計する
ECサイトでは、ユーザーが迷わずに商品を選び、カートまで辿り着ける「導線設計」を行うことが大切です。 どこに何があるか直感的に理解できるデザインは、かご落ちの防止に寄与するだけでなく、「使いやすいサイト」という信頼感にもつながります。次のような要素を取り入れて、サイト内の回遊性を高めましょう。
- パンくずリスト:現在地を常に把握できるようにし、前のカテゴリに戻りやすくする
- 固定カートボタン:ページをスクロールしても常にカートへ進めるボタンを表示する
- 検索機能の強化:欲しい商品がすぐに見つかるよう、サジェスト機能を導入する
ユーザーの迷いや忘れをフォローする5つの施策
一度カートに商品を入れても、まだ迷っていたり、別の用事があったりして、購入前に離脱するユーザーも少なくありません。ここでは、離脱したユーザーを購入につなぎ直すための5つの施策を解説します。
- 配送日(お届け日)を早めたり明記したりする
- かご落ちメール(リカバリーメール)でリマインドする
- リターゲティング広告で再訪を促す
- ユーザーレビューや特集ページで購買意欲を高める
- タイムセールやクーポンで「今すぐ買う理由」をつくる
配送日(お届け日)を早めたり明記したりする
「いつ届くかわからない」という不安をなくすことが、かご落ち対策には有効 です。商品が手元に届くまでの期間を短縮化したり、明記したりすると良いでしょう。
- 即日発送の実施:「13時までの注文で当日発送」などのクイック配送
- 到着予定日の表示:「〇月〇日にお届け予定」とカレンダー形式や日付で示す
- 配送状況の追跡:発送後に追跡番号をメールし、安心感を与える
また、日時指定やコンビニ受け取り、宅配ボックスへの配送など、ユーザーの生活スタイルに合った配送オプションの提供も効果的です。配送が早く、到着予定日が明確であると、ユーザーに安心感を与え、かご落ち防止につながります。
かご落ちメール(リカバリーメール)でリマインドする
一度サイトを離れてしまったユーザーに対して、メールで再訪を促す施策も効果的 です。単に忘れているだけのユーザーや、ほかの用事で中断したユーザーに、カートの中身を思い出させることが目的です。適切なタイミングでリマインドすることで、購入ページへ呼び戻せる場合があります。
- 離脱後1〜3時間:記憶が新しいうちに「未購入の商品があります」「ご検討中の商品をお確かめください」といったメッセージでアクションを促す
- 離脱後数日:「おすすめ商品のご案内」や「限定クーポンのお知らせ」などの付加価値を添える
リターゲティング広告で再訪を促す
カートに商品を入れたまま離脱したユーザーに、ほかのWebサイトやSNS上で商品の広告を表示させる手法 です。視覚的に何度も商品を目にすることで、購買意欲を維持・向上させる効果が見込めます。
広告配信には費用がかかるものの、一度商品をカートに入れたユーザーは見込み客に近い位置にいるため、高い費用対効果が期待できます。かご落ちした見込み客へのアプローチとして、活用を検討してみると良いでしょう。
ユーザーレビューや特集ページで購買意欲を高める
ユーザーレビューや特集ページを用意することで、「この商品を買って失敗しないか」という不安を払拭し、かご落ちを防げる可能性があります。特にユーザーレビューは、第三者の意見として、購入の後押しが見込めます。具体的な施策は以下のとおりです。
- レビューの充実:良い評価だけでなく、具体的な体験談を掲載する
- 写真付きレビュー:実際のサイズ感や色味がわかる写真を推奨する
- 比較特集:「どのサイズを選べば良いか」などの比較ガイドを用意する
十分な情報が提供されていることで、ユーザーの疑問や不安を解消でき、かご落ちの防止が期待できます。
タイムセールやクーポンで「今すぐ買う理由」をつくる
購入を迷っているユーザーに対しては、今決断する理由を提示することも効果的 です。「本日限定セール」や、「残り◯点」といった在庫表示、有効期限の短いクーポンなどは、限定感や希少性を演出し、決断を後押しする効果が期待できます。
例えば、ブラウザを閉じようとしたタイミングや一定時間操作が止まった場合に「今使える10%OFFクーポン」や「送料無料キャンペーン」をポップアップで提示する方法があります。これらのアプローチはユーザーの心理を後押しし、離脱の改善につながるでしょう。
適切なタイミングでインセンティブを提示することで、購入完了率の向上が期待できます。
かご落ち対策に活用できるツール
かご落ちを効率的に改善するには、専用ツールの活用が効果的です。手動での対応には限界があるため、ユーザー行動の分析や自動リマインド配信など、ツールを活用することで施策の精度と効率が向上します。ここでは、かご落ち対策に役立つ代表的な3つのツールを紹介します。
- Web接客ツール
- かご落ちメール配信ツール
- 決済フォーム改善ツール
Web接客ツール
Web接客ツールは、サイトを訪問中のユーザーに対して、実店舗のような接客を行うツール です。ユーザーの行動をリアルタイムで分析し、最適なタイミングでポップアップやチャットを表示することが可能です。
例えば、カート画面で一定時間以上止まっているユーザーに対して「送料無料クーポン」を表示したり、離脱しようとマウスを動かした瞬間に「お買い忘れはありませんか?」と声をかけたりします。個々のユーザーに合った情報を届けることで、購入意欲を高め、かご落ちの防止が期待できるでしょう。
Web接客ツール「TETORI」なら、専門的な知識がなくても直感的な操作でポップアップ作成やユーザー行動の分析が可能です。ユーザー属性に応じてパーソナライズされたポップアップ表示により、かご落ち対策からコンバージョン改善までを後押しします。

すべての機能が利用できる無料トライアルが可能です。
ぜひご利用ください。
かご落ちメール配信ツール
かご落ちメール配信ツールは、カートに商品を入れたままサイトを離れたユーザーに対し、自動でリマインドメールを送信する特化型ツール です。通常のメルマガ配信システムと異なり、カート内の商品画像や商品ページへのリンクを動的にメールに組み込めます。
ユーザーがサイトを離れてから「1時間後」「24時間後」など、再訪率が高いタイミングを狙って自動送信できます。ツールによっては、メール経由でいくら売上が上がったかを正確に計測できるレポート機能も備わっており、施策の効果を数値で評価しやすいのも特徴です。
決済フォーム改善ツール
決済フォーム改善ツールは、入力フォームでのストレスを最小限にし、完了率を高めるためのツール です。主な機能は以下のとおりです。
- ユーザーがどこで入力を諦めたのかを可視化する分析機能
- 住所の自動入力、入力ミスがある箇所をリアルタイムで強調する機能
- 全角・半角の自動変換 など
機能に加えて、導入できる決済手段の種類もチェックすることが必要です。フォーム上でのストレスを軽減することで離脱率の改善に直結し、かご落ち対策において大きな効果が期待できます。
かご落ち対策の効果を高めるポイント
かご落ち対策を成功させるには、データに基づき施策を検討・実施することが大切です。 まずはアクセス解析ツールなどを活用し、カート投入から決済完了までの各ステップにおける離脱率を確認しましょう。
どの画面で離脱が急増しているのかを可視化することで、価格・配送・フォーム入力など、課題の仮説が立てやすくなります。課題が明確になったら、影響度の大きいページから優先的に改善を行います。
改善後はABテストなどで効果を検証し、成果が出た施策を展開することが重要です。一度の改善で終わりにせず、分析→仮説→実行→検証のPDCAサイクルを継続的に回すことが、かご落ち率の長期的な改善につながります。
かご落ち対策なら「TETORI」がおすすめ
「かご落ちをすぐに対策したい」「一人ひとりのユーザーに合わせたていねいな接客を行いたい」というケースで特におすすめなのが、Web接客ツール「TETORI(テトリ)」です。
TETORIは、サイトを訪れたユーザーの行動をリアルタイムで解析し、最適なタイミングでポップアップや案内を表示することが可能です。カート画面で離脱しそうなユーザーへのリマインド表示や、条件に応じた限定クーポンの提示といった施策を、専門的な知識がなくても管理画面から簡単に設定できます。
さらに、ABテストで施策の効果検証もでき、根拠のある改善サイクルを実現します。かご落ち対策にお悩みの方は、ぜひTETORIの活用をご検討ください。