TETORI導入事例
オープンキャンパスで、過去最高の来場者数を達成。価格面で導入しやすく、使いこなせば確実に成果は出る。
教育機関
導線改善
認知施策・間接効果
Webサイトの構造が複雑になってしまい、志願者が求める情報になかなかたどり着けない状態になってしまっていた、という河内さん。そこでオープンキャンパスの告知にTETORIを活用。参加を事前予約制にしたため申込者は減るのではと危惧していましたが、ふたを開けてみると過去最高の結果となりました。 TETORIをどのように活用しているのか、お話を伺いました。
取材にご協力いただいた方
芝浦工業大学
入試部 入試課 課長補佐
河内 惇さま
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情報が増えても、訪れた人が求める情報を提供したかった
どのようなWebサイトなのでしょうか?
芝浦工業大学のWebサイトは大きく、「受験生向け」「在学生向け」「卒業生向け」の3つのカテゴリーがあり、大学案内や学部・大学院案内はもちろん、イベントや公開講座のお知らせ、学生たちのニュースなど、さまざまな情報を掲載しています。 入試部 入試課では、3つのカテゴリーのうち「受験生向け」を担当しており、毎年の入試要項や合否発表を掲載する他、オープンキャンパスなどの実施告知、終了後のレポートなどを掲載しています。
どのような課題があったのでしょう?
現在のWebサイトの構造になったのは、今から4~5年前です。当時としては斬新なデザインでしたが、情報が増えていくにつれ、訪れる人が求める情報になかなかたどり着けない、という状態になってしまっています。
受験生向けに、本学の特徴や研究内容が魅力的に伝わり、「出願したい」と思えるような特設サイトを作るプロジェクトが1年前に立ち上がりました。その際、Webサイトに訪れる人の属性から、その人に向けた情報を提供するレコメンド機能を活用することを望んでいたのですが、それは様々な制約から実現へは至りませんでした。
そのときから、「訪れた人に合わせた情報を提供する」ということは、やりたいこととして悶々としていました。
それで、TETORIを導入しようと思われたのですね。
はい。われわれは常に志願者を増やすために情報収集を行っているのですが、その一環としてWebサイト『キャリタス進学』を運営するディスコさんのセミナーに参加したことで、TETORIを知りました。説明を聞き「これなら考えていることが実現できるのでは」と思いました。
また、TETORIのWebサイトに、駒澤大学さんが導入しているとあったので、駒澤大学さんの担当者へ直接状況を聞いたところ反応が良かったことも、導入の後押しになりました。
オープンキャンパスの告知に活用、効果を実感
TETORI導入の決め手はなんだったのでしょう。
オープンキャンパスを見たい人にはそのページへ、入試情報が見たい人はそのページへと、運営サイドでコントロールできるのが良いと思いました。また、データ管理はしやすいですし、コストもそれほどかかるわけではなく、取り組みやすい価格だったので、導入に踏み切りました。
TETORIをどのように活用されていますか?
導入を決定したのはちょうど、オープンキャンパスが近づいていた時期でした。オープンキャンパスの告知に使えると思いました。
実は、2018年に初めてオープンキャンパスの事前予約システムを導入したんです。それまでは「自由に来てください」という方式でした。その結果、来てみたものの人が多過ぎて模擬授業が見られないとか、キャンパスツアーが数時間待ち、という問題が発生していました。それを予約制にすることで解消し、満足度を高めるという目的でシステム導入に至りました。予約は多少手間がかかりますので、来場者が昨年より減少することも危惧していました。しかし、オープンキャンパスへ来校していただければ本学の魅力がより良く伝わると思っていたので、従来の来場者数は減らしたくないという思いもありました。
予約制にしても過去最高の来場者数になった
結果はどうだったのですか?
おかげさまで過去最高の来場者数となりました。2017年の約12,200人から400人増えた12,600人でした。年々、増えてはいたのですが、 予約制にしてもちゃんと増えてくれた、というのは良かった点です。
具体的にはどのようにしたのでしょう?
ポップアップの写真はレンタル写真を使うのではなく、学生をキャンパス内で撮影したものを使い、そのポップアップを多めに配置しました。それに加え、 予約の締め切りまでを日数でカウントダウンするという方法も導入しました。
また、留学生の志願者を増やしたいという意向もあり、日本語だけでなく、英語や中国語など、6つの言語でサイトを展開しました。
学内ではどのような評価だったのですか?
カウントダウンは、当初は秒単位で出していたのですが、「タイムセールみたいで嫌だ」という意見もありました(笑)。しかし、そのような意見が聞けたことも良かったところです。 いい意見があれば修正し、すぐに変えることができますからね。キャンパスの写真を使ったのは私としても気に入っているのですが、学内でも評判は良かったです。
興味を持ってくれてた人を、欲しい情報へ誘導するときにTETORIが活用できる
入試部としての課題にはどのようなことがありますか?
志願者は増えているのですが、芝浦工業大学の志願者を増やす、ということだけでなく、日本の理系へのイメージそのものを今以上に良くし、理系科目を学びたい人自体を増やしていく活動をもっとしていくべきだと思っています。一大学として出来ることは限られるかもしれませんが、チャレンジしたい課題だと思っています。そのためには、啓蒙活動やPRが大切になってきます。
特に理系志望の女子学生を増やしたいと思っています。現状では、理工系に対する女子からのイメージがあまり良くないと思います。医療・生命系についても芝浦工業大学で学ぶことができます。そのようなところもアピールをしたいと考えています。
大学の国際的な取り組みや育成の取り組みをもっと知ってもらうなど、方法はたくさんあるはずです。
Webサイトにさまざまな情報を掲載し、興味を持ってくれた人に対して、本人が欲しい情報へ誘導するための導線を貼る。そこにTETORIが活用できると考えています。
価格面でも導入しやすい、使いこなせば確実に成果は出る
今後の展開はどうお考えでしょうか?
北海道から九州、各地で各種進学相談会を開催しています。その案内にTETORIを活用したいと考えています。その土地の人に適したポップアップ表示を実施してみたいです。
また、AO入試や特別推薦入試など、一般受験ではない入試もあります。それらもうまく告知して、志願者に広く知ってほしいです。TETORIにはさまざまな可能性があると思っています。
具体的にはどういった活用方法をお考えですか?
例えば、建築に興味がある人には建築系のニュースに導く、ロボットに興味がある人にはロボットが学べる研究室を紹介する。大学として見てほしいページに誘導するのではなく、ユーザーが見たい情報に誘導したいですね。
理想としては、理系を目指す人は芝浦工業大学のWebサイトを見れば、自分のやりたいことが全部わかったり、「こんなことがあるのか」と発見できるようにしたいです。理系を志す人がワクワクするようなWebサイトにできればいいですね。
最近では子どもにプログラミングを学んでもらおうという活動が盛んなので、芝浦工業大学の学生が作ったプログラミングをWebサイトにアップして、オープンキャンパスで使ったり……と、アイデアはたくさんあります。
TETORIをお勧めするとしたら?
価格面でも導入しやすいですし、質の面ではテンプレートも豊富です。データ管理画面のUI(ユーザーインターフェース)もわかりやすい。それにサポート面でも営業の方が快く対応してくれます。実は写真のことやカウントダウンのことなどは相談に乗ってもらって実現できたことなんです。使いこなせば必ず成果は出ると思います。
芝浦工業大学
https://www.shibaura-it.ac.jp/
1927年5月、東京大森に各種学校・東京高等工商学校として創立。
「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を建学の精神として掲げ、多くの技術者を輩出している。
導入を検討の方へ資料で詳しく説明しています。